https://www.youtube.com/watch?v=5Oe73KoMOfs
毎年8月13日に開催される夏の風物詩納涼祭。足尾銅山では日光清滝の精銅所であった古河電工での日光和楽に次いで直利音頭と称される音頭に合わせて楽しい鉱山踊りが毎年開かれます。最初は隣県の八木節を利用していましたが、フランキー堺の父、堺正高氏が参画しています。堺氏は、大正12年から昭和2年まで足尾鉱業所に在職していたそうです。大正13年には、鉱夫の友を通じて従業員から歌詞を募集。赤倉、通洞、小滝の3か所で櫓が組まれ、直利音頭が盛大に行われました。踊りは、通洞が石投げ動作が1つ多かったようですが、正調に統一されました。赤倉(本山坑)の踊りは、元気で跳ねたような踊りだったのを覚えていますが、現在・・・その踊りを踊る方はほとんど見られなくなってしまいました。
山は三角 やぐらは四角 踊れ兄弟 チョイトサ~まんまるく♪
花の渡良瀬 青葉の小滝 月の眺めは チョイトサ~備前楯♪
坑内着(シキギ) さらりと 浴衣に着かえ いきなやぐらの チョイトサ~灯に染まる♪
選鉱娘は 働き者よ 坑内(シキ)をこわがる チョイトサ~子は産まぬ♪
天の岩戸も 祈りで開く 銅山(ヤマ)の直利も チョイトサ~踊りや出る♪
銅山の(ヤマノ)友子の どこ見て惚れた 腕と度胸の チョイトサ~直利歌♪
運と鈍とで 開いた足尾 根でなりきりゃ チョイトサ~大直利♪
小滝 本山 通洞踊れ 櫓(ヤグラ)備前で チョイトサ~中に立つ♪
山は三代 銅掘り稼業 直利当てねば チョイトサ~義が立たぬ♪
鑑定はじめに 掘り出す直利 あがりゃ二分半(ナカラ)の チョイトサ~祝い酒♪
わたしゃ足尾の 坑夫の女房 坑内(シキ)をこわがる チョイトサ~子は産まぬ♪
かぶる手拭 山一じるし お鉱山(オヤマ)繁盛の チョイトサ~盆踊り♪
すっちょい すっちょい すっちょいな~ すっちょい姉ちゃん こんばんわ♪
こんばんどころか毎晩だ~♪